令和3年4月
全日本大学準硬式野球連盟会長
鈴木眞雄
大学準硬式野球連盟のHPにアクセスして頂き、有難うございます。令和3年4月から全日本大学準硬式野球連盟の会長を引き受けさせて頂きました鈴木眞雄です。
冒頭ではございますが、準硬式野球をご存じない方もおられると思いますので,最初に少しだけ試合に使うボールについて紹介します。
「準硬式野球とはどんな野球なの」と不思議に思われた方は多いと思います。現在の野球と言えば、表面が外皮の硬式のボールと、ゴムの軟式のボールだけのように思われていますが、大学準硬式野球連盟が公認球として使っているのは、外皮がゴム、内部は樹脂のボールであります。サイズ・重さは、硬式とほぼ同じで、反発力は多少の違いがありますが、硬式と変わらぬ手応えがあります。
準硬式のボールは日本で生まれ、初期に頃には国民体育大会にも競技種目に「一般準硬式の部」がありました。現在では、準硬式野球を楽しんでいる社会人チームもありますが、全国大会は、大学準硬式野球だけになりました。
大学の連盟の発足は昭和26年、大学軟式野球として準硬式野球連盟がスタートして、九つの地区連盟で組織されています。全国でほぼ280の大学・学部が加盟しています。他に国立七大学戦、各地区の国立大学体育大会・医歯薬系の全国大会など地道な活動を続けております。
当連盟が主催する全国大会については、全日本選手権大会・清瀬杯大会・9ブロック対抗大会の3大会で地区連盟の主管で、3年に一度は、各地で全国大会を開催しています。各地区連盟のリーグ戦、選手権試合なども行っています。野球場や大学のグランドを覗いてみてください。
部員の専攻については、文系・理系を問わず、大学で本格的な準硬式野球と専門の両立を目指しながら大学の講義・実験・実習で頑張っている医歯薬などの医療系・工学系・情報系等・教員養成系、なかには卒業後の仕事に野球を選んだ学生もいます。また、野球の経験を問わず、ほとんどの学部で準硬式野球ができます。さらに、選手として試合に出るばかりでなく、連盟の運営の準備から結果の情報発信などの卒業後に求められスキルが獲得できる機会として、準硬式野球部の活動を愉しんでくれています。
このような活動を展開している大学準硬式野球に興味を抱いて頂けましたら、幸甚であります。