ごあいさつ(2016年)
井 野 智 (現名誉顧問 2016年まで会長)
文部科学大臣杯第68回全日本大学準硬式野球選手権大会が、宮城県と仙台市の絶大なご協力により開催の運びとなりました。
先ずは、万全の準備を整えられた東北地区大学準硬式野球連盟ならびに地元関係諸団体の皆様に感謝し、主催者を代表しあつく御礼申し上げます。
世界の耳目を集めるリオ五輪が間もなく閉幕します。種目に関係なく、目標を高く掲げ想像を絶する努力を重ねた選手たちの真剣勝負は、観る人々に大きな感動を与えています。目標があるから、苦しさに耐え、頑張ることができる。このことをスポーツは分かりやすく教えてくれます。
昨年、わが連盟は初めて会員登録者数10,000名を超えました。学業と両立できる健全な部活動が多くの学生に受け入れられた結果だと思います。学業との両立を図りながら、日頃の厳しい練習に耐え、仲間と心を一つにして本大会への出場を果たした選手・マネージャー諸君のこれまでの努力を讃えたいと思います。
大会の模様は当連盟の野球試合経過速報システム『すこるぼ』のほか、連盟ホームページには前日分が戦評入りでアップされます。大学準硬式野球関係者、大学関係者、家族・友人など、本大会に関心をもつ多くの方々が全国各地で皆さんの活躍を見守っています。
選手権大会での活躍が、選手権大会での失敗が、生涯忘れ得ぬ思い出となり、明日を生きる大きな力になることでしょう。失敗を恐れず、全力プレーに徹するとともに、大会の品位と権威を損なう言動は厳に慎み、フェアプレーで大会を成功に導いてください。
本大会は、昨年発足した学生委員会メンバーが中心となり、地元の大学準硬式野球部員の手で運営されています。夏休み返上で裏方を務める学生諸君、お忙しい中本大会をお世話いただく審判員と大会役員の皆様のご協力に感謝申し上げ、選手・マネージャー諸君の健闘を祈り、挨拶とします。